『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』、『フォードvsフェラーリ』の名匠ジェームズ・マンゴールド監督最新作『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』より、ティモシー・シャラメ他、キャスト&スタッフが映画の枠を超えた、奇跡のパフォーマンス誕生の舞台裏を語る特別映像が解禁された。
2月8日(土)に『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』SPECIAL RED CARPET EVENT in TOKYOが華々しく行われ、多くの熱狂的ファンに大声援で迎えられたティモシー・シャラメ。ファンとの温かい交流と共に、「ボブ・ディランという存在が、自分にどれほど大きな影響を与えたのかは、言葉では言い尽くせません」と自身が演じた伝説のアーティスト、ボブ・ディランについて語り、「独自の魂を持つ、唯一無二の映画となりました」と日本のファンに熱いメッセージを届けた。
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本作の脚本・監督・製作を務めたジェームズ・マンゴールドは、「ボブ・ディランの物語は、アーティストの宿命と生きざまを描く。特に重要なのは、俳優と作る演奏シーンだ。」と語り、ティモシーと共に歩んだ5年間を振り返る。ボブ・ディランを演じた主演のティモシー・シャラメは、「生の歌と演奏にこだわった。できるなら加工は避けたい。挑戦してよかった。」と明かし、映像ではマンゴールド監督とシーンについて語り合う姿や、何度も繰り返された演奏シーンが映し出される。
■『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』特別映像<LiveOnSet>
製作のフレッド・バーガーは、ティモシーが「40曲も歌った。ギターもハーモニカもすべて生だ。何テイクもね。」と、その圧倒的な挑戦を明かし、シルヴィ役のエル・ファニングも、「鳥肌ものよ。彼がいかに情熱と努力を注いでリアルを追究したか分かる。」とその熱意を称賛。本作には、伝説のアーティスト、ジョニー・キャッシュも登場。彼を演じたボイド・ホルブルックは、「彼の曲を歌うのは至難の業だ。大変だったね」と振り返る。また、助演女優賞にノミネートされたジョーン・バエズ役のモニカ・バルバロは、「歌はシャワー中に歌う程度だった」にも関わらず、「音楽に取り組んだことで彼女の人格や時代背景を深く理解できた」と語り、歌が役作りに置いて重要な要素だったことを明かした。
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さらに、助演男優賞にノミネートされたエドワード・ノートンは、「生の演者と観客のやり取りから生まれる、活力と化学反応は一味違う」と、音楽の持つ力を強調。プロダクションサウンドミキサーのトッド・メイトランドも、「マイクも楽器もすべて当時と同じものだ。この映画は完全にライブだ。イヤモニなどの装置もない」と、徹底したこだわりを明かした。
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本作に出演したキャスト・スタッフたちを代表し、ティモシーは、「俳優全員が、実在の人物を心から大切に演じてた」とコメント。最後に監督のジェームズ・マンゴールドは、「ありのままの、本物の音楽映画だ。全員がハマり役だよ」と、キャストを称賛しつつ自信を滲ませた。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』などの大ヒットメーカーかつ、『フォードvsフェラーリ』『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』などの名作を送り出してきた名匠ジェームズ・マンゴールド監督が、20世紀最大のカリスマ、ボブ・ディランの栄光と苦悩が折り重なる“伝説の原点”をスクリーンに刻み込んだ本作は必見だ。
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2月28日(金) 全国公開